自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

下半期最初のアタリ本『やってのける~意志力を使わずに自分を動かす』

私が現在自身に課している目標の一つが
英語をマスターすること。

具体的には、
・英語でブログを書けるようになること
・英語でビブリオ プレゼンができるようになること

です。

0824-10


このようにだれもが
何らかの目標を持っていると思います。

ブログの毎日更新、ダイエットや禁煙、
仕事やファイナンスなど、
さまざまな目標を実現したいと思いながら
日々の生活を送っています。

が、現実にはなかなか思うように運びません。

今年もあと2か月ですが
年始に立てた目標を見返すと
ちょっと切ない気持ちになってきます。

「どうすれば目標を達成できる?」
「そもそも目標はどうたって立てたらよいか?」
「モチベーションが保てないとき、どうしたらいいか?」

だれもが知りたいこんな疑問に
明快に答えてくれるのがこの本。



本書の冒頭で興味深い指摘が。

重要なのは、
「何をすべきかを知らないために失敗する」
のではなく、
「何をすべきかを知っていながら失敗する」人が
ほとんどだという点。



そうならないためのポイントを
本書では大きく3つ。

1、目標には様々なタイプがあることを理解する。
2、自制心を効果的に鍛える方法を学ぶ
3、目標達成のためのシンプルな計画を作る。


「シンプルな計画の威力」については
こんな実験が紹介されていました。

アメリカの大学生に対して、
「クリスマス休暇をどう過ごしたか」
というテーマのエッセイを書くよう
依頼しました。

投函の期限はクリスマス当日から
48時間以内。

そして対象となった学生の半数には、
あることを指示します。

それが
エッセイを書く時間と書く場所を
具体的に決めてもらうというものでした。

その結果、
計画作成を指示しなかったグループの提出率が32%に留まったのに対して、
計画作成を指示したグループの定終率は71%。

実に2倍近くの違いでした。

「何をすべきかを知らないために失敗する」
のではなく、
「何をすべきかを知っていながら失敗する」人が
ほとんどだという点。

これは言い換えると、

目標達成のカギは、
機会を逃さない方法を学ぶこと


とも言えます。

そのひとつがこのシンプルな計画を立てること。

このような示唆に富む一冊。

「起業する」などの大きな目標から
「ブログを毎日更新する」など小さな目標まで
幅広く、参考になることが書かれている
おすすめの一冊です。