自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

風が吹けば桶屋が儲かる時代が本当にやってきた~その2

だれもがお気に入りのお笑い芸人の
ひとりくらいいると思います。

なんせお笑いに全く詳しくない
私にもいるくらいですから。

ラーメンズ
youtubeでしか見たことありませんが
結構好きです。

たとえばこんなの。



風が吹けば桶屋が儲かる

江戸時代に生まれたとされることわざのようです。

その意味は
「風が吹く」という事象によって、
一見すると全く関係のないように思える
「桶屋の売り上げ」に影響が及ぶことのたとえ
だそうです。

そのストーリーはどうなっているかというと、

1、風が吹いて土埃が舞う
2、土埃が目に入って失明する人が増える
3、失明した人が 三味線を買う
4、三味線をたくさんつくるために猫が殺される
5、猫が減るとネズミが増える
6、ネズミは桶をかじる
7、桶の需要が増えて桶屋が儲かる 

です。

しかし、人、モノ、金、情報が
世界中を飛び交うようになり、
人間自体の諸活動が地球の容量を
大きく上回りつつある現代において、
このことわざの意味するところは
非常に示唆に富むものだと思います。

たとえば、私たちが
スーパーで何を好き好んで買うか。

これがめぐりめぐって、
日本国内はもとより地球全体に
なんらかのインパクトを与えている、
そんな時代になったからです。


たとえば、こんな現状があったりします。

・地球上で生産される穀物の総量の約35%は
人間の口ではなく家畜の口に入っている。

・アメリカの農地の8割程度が家畜のえさを生産するため。

・トウモロコシなどから作られるバイオエタノールの開発によって、
穀物を、人間と家畜と、自動車が分け合っている格好

・しかし実は現在、飢餓で苦しんでいる人は約10億人いる。

何が言いたいかというと、
スーパーで私たちが好んで肉を買うという習慣の背後に
このような事実があるということです。

これ外にも、
家畜自体が生き物として扱われていないという倫理的な問題、
食肉産業全体から排出されるCO2は、全人類の活動の半分という
環境問題との関連などから、こんな流れが生まれるようです。

1、スーパーやレストランで肉を食べる人が増える
2、大気中の二酸化炭素が増える
3、地球温暖化が進む
4、異常気象の頻発
5、インフラの脆弱化、穀物生産量や物流の不安定化、経済損失の増加
6、政情不安、市民の生活の質の低下、個人や国家間の格差拡大
7、戦争、紛争が起こる。

詳しい人が見たらつっこみどころ満載ですが、
方向性としてはこんなことが言えるのかなと。

毎月私の所属する生長の家青年会で、
こんなイベントをやっていますが、

毎月29日はハッピーノーミートの日-Non meat day-

その大きな出発点のひとつは、このような
地球規模の問題と肉を食べるということの
つながりがあったりします。

趣旨にご賛同いただけたら
ぜひ一緒にやりませんか?(^_^)/

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今日は、最初と最後で
ものすごい落差のある記事でした(苦笑)