自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

情報伝達の場面で意外と役立つ“因数分解”の概念

4月末のイベントに向けて
にわかに業務が増えてきました。

通常の業務と大きく異なる点が、
自分が所属する部課だけで
完結することがあまりないこと。

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所属する部課以外の
多くの関係各者と
密に連絡を取り合いながら
進めていくので、
打合せ、電話、メールが
今後一気に増えていくと思われます。

しかも、
一言二言で済む短いやりとりもあれば、
報告や相談など様々な類の情報を
一度に伝達することもあり…。

ですから、
行き違いや誤解のない、
正確な情報伝達が
きわめて重要になってきています。

そんな膨大な情報を伝達するときに
私が意識していることのひとつが
共通項目でくくる
ということです。

伝達したい情報が10個あったとします。

これらの情報を
1、2、3、…10と羅列すると、
受け手の記憶に大きな負担がかかります。
そして全体像がつかみにくいです。
ですから、
抜けや漏れが生じてしまう可能性が
高まります。

そのときに、
10個の中で、共通項目として
くくれる事項で整理すると、
非常に分かりやすくなります。

1-(1)、(2)…

2-(1)、(2)、(3)…

3-(1)、(2)…

論文の章立てみたいな感じです。

この、共通項目でくくるという考え方は
まぎれもなく、高校数学で習った
因数分解の概念に他なりません。

こんなこと学んで
いったい何になるのか?
なんて思いながら試験勉強してましたが、
仕事で多くの情報を伝達する立場に
なってみて、当時の勉強が
結構役立っていると感じております。

さらに、
情報を受け取る時にも
共通項目でくくれないか?
とアンテナを張ってると
割とすんなり頭に入ってきます。

こんなことを書いておきながら、
まだまだ情報伝達の技術は
未熟ではありますので、
この記事を読んで、
「自分はこんなことを意識してる」
なんてものをお持ちの方は、
ぜひコメント等でアドバイス頂けると
大変有り難く存じます。




諸君、制帽を廃止したくばまずその制帽を着用せよ

ルールを変えるには、順序がある。

中学校の時に
そんなことを教わりました。

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私は、中高一貫の私立に
6年間通いました。

ふつうの私立に比べると
授業のコマ数も少なく、
厳しい規則も見当たりません。

水曜日と土曜日は
授業が午前中でおしまいです。

そんな自由な校風にあって
中学校の生徒にはひとつ
小さな?悩みがありました。

それが、
色気づいてきた中学生からすれば、
決してセンスが良いとは言い難い
制帽を着用して登下校しなければ
ならないという規則です。

a
たしかこんな感じです。

高校に進むと着用の義務がなくなるため、
中学2、3年と学年が上がるにつれて
登下校時の着用率が下がっていきます。

登校時は、校門の手前で制帽をかぶる。
下校時は、校門を出たら制帽を外す。

真面目にかぶっているのは、
入学して間もない1年生くらい。

そんな状況に中学校の生徒会が動き、
「中学校の制帽廃止」 を提案しました。 

その提案がなされたと聞いて
しばらくたったホームルームの時間に、
クラスの担任から言われたのが
この言葉でした。

「制帽を廃止したければ、
 まず、制帽をきちんと着用しなさい。
 話はそれからだ。」 

この言葉を聞いたのは
きっと中学二年の夏。

もう20年ちかく前のことです。

人生経験を積むにつれて、
大なり小なり物事を変えることの
難しさを感じてきました。

現状に対して
不平や不満の声をあげても
たいてい何も変わらないこと。

結局、人の心が動かないと
物事は変わらないこと。

そんなことを、最近よく感じます。

その相手の心を動かす、
自分たちの主張に耳を傾けてもらう
手段のひとつとして、
まずルールに従う、というのは
非常に有効だと私は思います。

しかも、従ってみて初めて分かることが
実は結構あったりまします。

さて、肝心の制帽ですが、
私の記憶によれば、
高校在学中に、無事に廃止されました。

そして、数年前には、
共学に変わったことに合わせて
校舎や制服などを一新したそうです。

今更ながら
あの時の制帽が懐かしく思い出されます。


 

自宅から徒歩10分の距離にオープンしたカフェの居心地がハンパない件

八ヶ岳に来てから半年近くですが、
転居後初めてのカフェレポートを
書きます。

一昨日から、
八ヶ岳は厳しい冷え込みが
続いております。

昨日も朝6時の時点で、
外気温はマイナス11度!

そんな極寒の中、
午前中は2時間ほど、
薪にするために購入した木材を
チェーンソーで手頃な大きさに切る、
そんな作業を。

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そして午後に、
かねてから行きたいと思っていた
自宅近くのカフェに行って来ました。

豆玄という、先月オープンしたばかりの
珈琲専門店です。

現在はオープン間もないため、
珈琲豆の販売しかしていないようです。

が、何も知らずに
「飲めますか?」
と聞いたらあっさり席に案内してくれたので、
珈琲を注文。

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居心地の良さがハンパないです。

ソファー席に座りましたが、
座り心地が最高でした。

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窓の外はテラス席になっています。
夏場はぜひ外で飲みたいですね。

ひとしきり家族でくつろいで
さあ、帰ろうと財布を開けたら、
「試飲なので、お代は結構です」と!

気さくな店員さんの
お心遣いに感謝しつつ、
「今後、我が家の珈琲豆はここで決まり」
との思いで帰途についたのでした。

鳥のさえずりに耳を傾けながら一日を始める

今朝は薪ストーブがすぐにつき、
快適な朝の時間を過ごすこと
ができました。

最近、
朝早く起きるようになって
改めて気づいたのは、
朝を告げるサインが2つあることです。

ひとつは、
太陽が昇ってきて
空が明るくなること。

今朝も美しい空を
拝むことができました。 

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もうひとつは、
鳥のさえずりが聞こえてくること。

今ですと、
だいたい6時半くらいでしょうか。

鳥が一斉にさえずりはじめる
時間があります。

一定の明るさになると
鳥たちもおきるのでしょうか?

今朝は、やや曇が多く
空がそこまで明るくなかったので
いつもより15分くらい
さえずり始めるのが
遅かったように思います。

鳥といえば
私の職場には、鳥を愛する方が
たくさんいらっしゃいます。

 我が家のバードテーブルが
にぎわっていますーいのちが喜んでいる!


都心にいても
注意深く聞いていたら
鳥たちが一斉に囀りはじめる
瞬間がわかると思います。

明日からまた一週間が始まります。

鳥たちのさえずりに耳を
傾けながら一週間をスタートする
というのも、
なかなかステキではありませんか?
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ブログ再開のきっかけになった、朝15分の小さな習慣

ご無沙汰しております。

3週間振りの投稿ですが、(苦笑)
そんなことは気にせずに、
何事もなかったかのように
今日からまた、
ほぼ日更新を再開しようと思います。

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年明け早々にあった
職場の試験、
その直後からの泊まりがけの会議、
だめ押しの新春六本木ビブリオと
ビッグイベント目白押しのために
生活リズムがだいぶ崩れてしまい
ブログ記事を書くまでに至りませんでした。

が、最近どうにか
精神的なゆとりが出てきて
「そろそろ行ける」
という手応えが感じられたので
ブログを再開しようと
決断しました。

何によってリズムを取り戻せたか?

きっかけは
割とささいなことでした。

それは朝、10分から15分ほど、
身の回りをキレイにすることを
はじめてみたことです。

始めたと言っても
まだ3日ほどですが。

風呂の掃除や
子供のおもちゃの片付け、
玄関の掃除など、
自分でもできそうなことから
始めてみましたが、
これがなかなかイイです!

以前のゴミ拾いのときと同じで
自分の心がキレイになりますね。

今朝も無事にミッションを終え
すがすがしい気持ちのままに
六本木ビブリオのミーティングに
Skypeで参加。

週初めの月曜日だけでも朝10分くらい、
自室や職場のデスク周りをきれいにするだけで
気持ちがすっきりして良さそうですね。

※参考記事
月曜朝の小さな、でも大切な習慣-No Second Life


そんなわけで、
これからまたほぼ日更新を再開しますので
ときどきまた読みに来て下さると
嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。




読んで良かった本を眺めれば自分の本心が見えてくる~2013年私が読んで良かった本ベスト10

自分が読んだ本を通して
2013年を振り返る、
というのもアリかなと思い、
10冊ほど選んでみました。

完全に私の主観で選んでますが
皆様のご参考になれば。


ちなみに2013年は、
その前の年に輪をかけて
読んだ本の冊数が減りました。

週2冊のペースに届きませんでした。

転居や家族との時間など
外部要因の変化もありますが、
かつてのようにあれこれ手を広げるよりは、
もう少しターゲットを絞って
きちんと自分のものにしていきたい、
という思いも反映された結果
と認識しております。



【第10位】
「言葉」があなたの人生を決める
「言葉」があなたの人生を決める

スキルアップ系の本を読んでも
ものにできない理由のひとつが、
自己イメージがかわらないから。

その自己イメージを高める効果的な
方法が紹介されている一冊です。

昨年六本木ビブリオバトル
私が1分プレゼンで紹介した本です。

本のレビューはこちらを



【第9位】
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦



持続可能な社会を目指し、
エネルギー問題、食糧問題などを解決できる
画期的な発見と、実用化に成功した
ベンチャー企業の社長さんが書いた本。

世界を変えるために仕事を!
という高い志に胸を打たれました。

2013年一番最初に読了した本です。

本の詳しい内容はこちらを



【第8位】

下半期、最初のあたり本でした。

多くの人が目標をたてて行動をはじめる
この時期にぜひ読んでおきたい一冊。

その理由はこちらに



【第7位】

六本木ビブリオバトル
敏腕広報担当さんから
薦められて即買いした一冊。

本書のサブタイトルには、
「肩書きより10倍役立つ事務局力」。

ちょっとした知恵と勇気を使えば、
権限や会議決定によらずに
組織を変えられるというのが著者の主張。

新人の方、意志決定者のサポートをする立場の方、
非営利組織の運営に携わっている方、
このような方々には得るものが多い一冊。




【第6位】

習慣術系の本です。

やることに追われて
本当にやりたいことに
なかなか着手できない。

そんな方にお勧めの一冊です。

より多くのことを成し遂げることと
より意味のあることを成し遂げることは
違う。

忙しいだけの毎日から
理想へと着実に歩をすすめる
そんな毎日へとかえる
コツが書いてあります。

詳細なレビューはこちら



【第5位】

経済学の本ですが、
予備知識などなくても読めます。

GDPにとってかわる
我々の成長を測る新たな指標はなにか?

そもそも経済とはなんのためにあるのか?

その目的に、
現在の世界経済の進むべき方向は
一致しているのか?

現在の経済活動に警鐘をならしつつ
持続可能な社会を構築するために
我々の経済活動はどうあるべきか
著者独自の視点から主張しています。



【第4位】

昨年末に、
朝活が縁で知り合った方から
紹介して頂いた一冊。

地球温暖化とそれに伴う気候変動
人口爆発と食糧不足や地下資源の枯渇
などなど。

あげればきりがない
人類全体が直面する課題。

本書は、これらの問題を解決し
持続可能な世界を構築するために、
一人一人がなにをすべきか。

人類が置かれている状況を
冷静に俯瞰しつつ
力強い提言が書かれている一冊。

本の内容もさることながら、
世界的な動きになりつつあることも
わたしが本書に注目する理由のひとつです。



【第3位】

個人的には
今年一番役に立ちました。

鍵となる習慣さえ身につけてしまえば
あとは芋ずる式に、
生活は改善できる。

本書は、数々の実験や
事例から導き出された
習慣に関する示唆に富む提言が
多数掲載されています。

私のブログでは2本紹介記事を
書いております。







【第2位】

年末に読んで、
ワクワクが止まらなくなった一冊。

greenzという、
社会問題を、楽しみながら解決している
数々の事例を紹介している
素敵なウェブサイトがあります。

そのサイト製作の発起人が書かれた一冊。

自分ゴトからはじめて
周りの人を巻き込み、
一石二鳥、一石三鳥で
社会問題を解決していく。

そのためのコツが書いてあります。



【第1位】
2052 今後40年のグローバル予測


私の書籍購入に大きな影響を
与えているビジネスブックマラソンをして、
このように言わしめる大作。

本書は来年(2012年の年末時点)の
ベストセラーになるべき本であり、
仮にそうならなくても
ビジネスパーソンのみなさんは
ぜひ読んでおくべき一冊です。


今後40年間に人類の活動によって
世界規模でどのような変化が起こるかを、
様々な観点から予測しており、
さらにその変化に対して、個人として、
社会として、人類全体として、
今からどんな準備をしておくべきかという
提言をしています。

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そもそもこの記事をかこうと思ったのは、
エビカツで知り合った方の
この記事を拝見したことから。

いつか私もこのような
中身の詰まったブログ記事を書きたいものです。

そして、改めて
自分が読んで良かったと思う本を
眺めて見ると、
自分が何をしたいのか
見えてきますね。

そんなわけで
2014年は自分が本当にやりたいことに
むかってチャレンジする一年にしたいと
思っております。


沈みゆく夕陽に何を想ったか?とにかく濃かった2013年を振り返る。

あけましておめでとうございます。

2014年という年が
穏やかに始まりました。

例年通り、私は
自室にこもって瞑想のうちに、
2013年を終えて2014年を迎えましました。

大晦日の23時50分くらいから始めて、
元旦の0時15分くらいまで。

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大晦日の夕方
2013年最後の夕焼けを拝むことが
できました。

いつぞやのお話で聞いた、
「元旦の初日の出を見て
願い事する人は多いが
 大晦日の夕陽に向かって
感謝する人はいない」
という言葉を思い出し、
ほんの少しですが、
2013年に沢山の幸せを頂いたことに対して
10秒ほどでしたが
手を合わせてみました。

2013年を一言で言うと
とにかく「濃い一年だった。」
これに尽きると思います。

自分の記録として、
いくつか項目を立てて
この濃厚な一年を振り返っておきたいと
思います。


1、変化の一年だった。

既に同じ職場に勤める方々が
書かれていますが、生長の家国際本部が
東京の原宿から山梨県北杜市
“森の中のオフィス”へと移転したこと。

これが今年最大の変化でした。

オフィスと住まい両方が引っ越したことで
生活の全てが変わりました。

他にも、子供の成長があります。
この一年で、寝返り、お座り、はいはい、
つかまり立ち、そして歩く。
健やかにすくすくと成長してくれました。

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さらに朝活の開催から
六本木ビブリオバトルが誕生し、
大きなうねりを起こしつつあるまでに
成長したことも、私にとって
大きな変化でした。



2、素晴らしい出会いが
たくさんあった1年だった。

上記の変化に伴って、
今年1年、沢山の方々と知り合う機会や
より深くお互いを理解しあう機械を頂きました。

個人的には、
職場のメンバーで開催した合宿と
六本木ビブリオ主催メンバーとの出会い。

これが私にとって非常に大きな財産と
なったように思います。



3、“積み重ね”や“習慣”に
目を向けた1年だった。

それまで、
習慣とは無縁の生活を送っていた
私でしたが、3つのきっかけから
“コツコツと積み重ねる大切さ”や
“良い生活習慣の形成の大切さ”に
目覚めることとなりました。

ひとつ目は朝活、
二つ目は2013年から
5年連用日記をつけ始めたこと、
三つ目はブログのほぼ日更新を
始めたこと。

実際、2013年を振り返るに当たって
五年連用日記とブログが
ものすごく役に立っております。

何においても
質の高いアウトプットを続けていく
ためには、土台が確立していないと
難しい。

その土台とはすなわち良質の習慣である。
2013年、そんなことを学ばせて頂きました。



4、点と点の繋がりの先が
見え始めた一年だった。


自分がこれまで経験してきたことが
少しずつ繋がってきたように思えた一年でした。

その中には、失敗と思えることや
回り道と思えるようなこと、
「ああすればよかった」と
後悔していたこと。

「なんで自分ばっかり?」と思っていた
非常に苦しかった経験も含まれています。

無駄なことはなかったかな?
と自分の人生を前よりも肯定できた
ように思います。

そして、その数々の点を結んでいくと
どのような方角に進んでいくかも
見えてきたように思います。

今年辺り、
それがもっと鮮明になっていく
ような気がしてます。



5、自分の強みと弱みを
認識させられた一年だった


仕事でも家庭でも、それ以外でも。
強みと弱みがなんなのか、
色々な場面で認識させられました。



ざっとふりかえるとこんな感じです。

改めて思うことは、
こんな濃い一年を過ごせたのも、
家族みんなが健康で、
住む家があり私を必要としてくれる
職場があるからであります。

自分がやりたいことをやれる、
可能性に挑戦できる、
そんな環境を与えられて
いることへの感謝。


2013年の最後の夕焼けには、
そんな思いを込めて
合掌したのでありました。