自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

仕事の常識を疑え!『小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則』

『大きいことはいいことだ』
一般的に企業において、
成長や拡大は良しとされていますが、
それとは真逆のことをやって
成功した企業があります。

37シグナルズ。

1999年にウェブデザイン会社として
創業された同社は、
その後、数々のビジネスソフトで
ヒットを飛ばし成功を収めました。

その創業者らが書いた本を
先月読了しました。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/11
  • メディア: 単行本
  • 購入: 21人 クリック: 325回
  • この商品を含むブログ (35件) を見る
 

 いくつか、心に刺さった一文を列記します。

計画なしに仕事をすることは
恐ろしく思えるかもしれない。 
しかし現実と折り合わない計画にしたがうのは
もっと恐ろしいことだ。

 

右肩上がりがゴールである必要はない。
社員数の話だけをしているのではない。
経費、家賃、ITインフラ、備品についても
これは当てはまる。

 

働きすぎは、解決するよりも
より多くの問題を生み出すことになる。
(中略)
彼らは時間を投入することで、
問題を解決しようとする。
よく考えることをせず、
力技で埋め合わせようとする。
これは見苦しい解決につながるだけだ。

 

何が真に必要なのかこだわるのだ。
一番大切なものだけが残るまで
切り落としてそれを繰り返していくのだ。

 

自分が本当に大事な仕事に取り組んでいるかどうか、
次のように問い直してみよう。
・なぜ行うのか?
・どういった問題を解決するのか?
・これは本当に役立つのか?
・なにか価値を加えているか?
・それは行動を変えるのか?
・もっと簡単な方法はないのか?
・かわりに何をすることができるのか?

 

大きな事を達成する最善の道は
一度に一つの小さな決断を
することだと信じる。

 

優先順位をはっきりさせるために
「ノー」と断る力によって生まれる力を
利用しよう。

 

状況が変われば
あなたの決定は変えればいい。
決定とは一時的にそうしようということに
すぎない。


これ以外にも刺さる一文は
いっぱいあったのですが
これくらいにとどめておきます。

変化の激しい世の中にあって
今まで当然と思われていた
仕事の常識や前提条件を
一度疑ってみることを教えてくれる
一冊でした。