自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

京都大学のゼミで生み出された書評プレゼン合戦がここまで広まった理由を探る

今日、職場のミーティングで
ふと口をついて出た言葉が
「価値の再定義」

メンバーから出た言葉のなかで
私の心に刺さったフレーズが
「自分がヒーローにならない」

今はやりのビブリオバトル
がここまで広まった理由は
この二つのキーワードでは?
そんな話です。

15分で書いて、
推敲せずにアップしたので
理解不能かもしれません。

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先月24日に
ビブリオバトルの全国大会が
行われました。

チャンプ本は、
「宇宙飛行士選抜試験」

このブログでも
紹介したことのある良書です。

もともとは、
京都大学のゼミを
密度の高い面白い方法はないか?
と思案するなかで生み出された
ビブリオバトル

今では、
書店や図書館、はたまた
googleハングアウトを用いてウェブ上で
も開催されています。

ここまで広まった理由を
改めて考えてみたときに
上記の2つがキーワードのような
気がしました。

まず大前提として、
誰でもわかるシンプルなルール。
誰でもなじみのある本を使ったプレゼン。
という敷居の低さと
youtubeによる拡散という
要素が上げられると思います。

体験してみないと
楽しさがわからないこのイベント、
文字や写真だけでは伝えきれない部分を
youtubeが伝えています。

実際、ビブリオバトル草創期に
他大学に飛び火した理由が
youtubeの動画を見て、といもの。

でも、それだけではないものが
このイベントにはあるように私は思います。

価値の再定義。

シンプルなルールで
誰でも参加できるイベントゆえに、
開催の目的や趣旨という部分は、
主催する人の裁量で
いくらでも自由に設定できます。

紹介本にテーマを設けたり、
プレゼンターの対象を限定したり。

主催者の色が出せるといった方が
わかりやすいかもしれません。

ですから日本全国に
いろんなビブリオバトルの団体がありますが、
きっとどれも個性あふれる活動をしているようです。

まあ、そんななかでも
六本木ビブリオバトルはかなり異色な存在だと
思います。

このような、関わる人の思いを乗っけられる
ゆとりというかゆるさというのが、
強みの一つだと思ったのです。

もう一つが、
みんながヒーローになれる。

このイベントの主人公はだれか?
と聞かれたら私は全員と答えます。

あらかじめシナリオが決まった
イベントではなく、
プレゼンターもオーディエンスも
主催者もひっくるめて、
互いが互いを刺激し合いながら
作り上げていくのが
このイベントの一番の醍醐味。

化学反応を起こしているのは
集まった一人一人です。

そういった意味でみんなが主役です。

こんな居心地の良さと、
刺激が得られるのがビブリオバトル

やりたいと思ったら
カフェでも会議室でも
ウェブ上でもすぐできちゃうんですから
これからもどんどん広がっていく
のではないかと思っています。