自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

スマホなしで一日過ごしてみて、ネットとの付き合い方を考えさせられた話

それに気がついたのは
電車の中でした。

基本、財布、鍵、携帯は、
学生時代から今日まで、
ほぼ100%忘れることなく
家を出ていた私でしたが、
昨日の朝、スマホを家に忘れて
出てきてしまいました。

原宿の職場に出勤し、
夜に帰宅するまでスマホなし。

けれど、不便なことは
なにもありませんでした。

むしろ、自由な時間が増えたように
感じました。

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スマホなしで感じたメリット
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1、通勤時間の有効活用

普段はなんとなく
ポケットから取り出したスマホ
SNSやニュース、メールのチェックを
しているうちに、職場についてしまう。

時間にして20分ほどです。

が、今日は
持ち歩いていた英語の参考書に
じっくりと目を通すことができました。

往復40分。

わざわざこれだけの時間を
捻出するのは決して楽ではありません。

何の気なしにスマホをいじっていた時間も
実は貴重なリソースであったことに
改めて気づきました。

2、仕事の集中度がアップ

仕事中も、
スマホを机の上に出しておくことが
多かったため、メールが来たりして
しばしば集中が切れてしまう時が
ありました。

が、今日は皆無でした。

普段よりも
自分がやりたいことに
集中できたように思います。


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ネットとどう距離を置くか
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前述のメリットは、
気づいてみれば
何てこともないのですが、
漫然と持ち歩いていると
なかなか気づくのも難しいと
思いました。

本来は、便利な道具のはずが、
いつしかその道具に
使われていたのだと思います。

スマホと関連して
SNSとどのように付き合うかも
きちんと考えたいところです。

私の職場の同僚のなかには、
スマホFacebookを見ることをやめ、
見るのは、自宅のPCやiPad
昼休みに職場のPCから、
という人もいます。

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主体性を持って関わること
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クーリエジャポン9月号に掲載されていた
「全米で最もオンラインな男が
ネット休暇をとってわかったこと」
と題した記事。

25日間のネット休暇を経て
気づいたこととして、
このような一文があります。

デジタルで人生を
より良いものにし、
世界とつながり、
常にシェアすることを選んだ結果、
人間は人生を実際に生きないリスクを
追うようになった。

ネット休暇によって、
僕はそれを認識することができた。

みんなが常に、
つながっている状態を追い求める生き方から
休みを取れるようになるといい。

そうすれば他のもっと深い
つながりを見つけ、
深めることができるだろう。


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ネットを介した遠くの情報に
ばかり耳を傾けるのをやめれば、
自分の身近な世界のリアルな情報が
五官を通して感じ取れることでしょう。

ネットとのこれまでの付き合い方を
見直すきっかけとなりました。