自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

今までキリギリスだった私が八ヶ岳に来てアリになりつつある話

「アリとキリギリス」という童話は
だれもがご存知だと思います。

薪ストーブで暖をとるようになって
この童話のようだと思いました。

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薪ストーブで燃やすことのできる薪は
一年以上(人によっては半年という人もいる)
前に伐採して割って乾燥させたものです。

ですから、薪がないからといって
自宅近くの木を切ってきても使えません。
(まあ、使えたとしても切りませんが)

ですから、
1年がかりで次の冬に使う薪の準備を
するわけです。

それはまるで
「アリとキリギリス」のアリのようです。

では、ここに来る前の私は
キリギリスだったか?
というとある一面ではそうだったと
思います。

童話中のキリギリスは、
アリがせっせと冬支度をしていた夏場に、
歌って遊んですごしてたと記憶しています。

今までの生活では、
備える、蓄える、準備をする、
ということがほとんど不要でした。

自分の手を煩わせなくても
欲しいと思うものがいつでも手に入る生活でした。

食事を自分で作らなくても
外で食べるところはいくらでもありましたし、
コンビニやスーパー、100円ショップや
ショッピングモールへ行けば
お金を出せば欲しいものがたいがい手に入ります。

そういうアリのようにせっせと
生活のために何か備える必要がない
という点で、キリギリスだったと思うのです。

そんな生活を送っていた私が急に八ヶ岳にやってきて
アリの生活を送っているのですから面白い。

面倒なことは確かに多いですが、
それが逆に楽しいな~と思ってます。

キリギリスも環境が変わればアリになれるようです。