自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

モアイ像が見つめる先にどんな未来が待っているのか?

昨日書いた記事のなかで、

人類が最初に手にしたエネルギーのひとつが火。

という一文を記しました。

そのことで思い出した本があります。


人類の歴史を
人間と環境(資源)という関係で
俯瞰している一冊。

そこにかかれていのが、

人類が最初に手にしたエネルギーのひとつが火。

だったのです。

その後、私たち人間は
獣を家畜へと飼いならし、
鉄器を手に入れ、
火薬を操るように。

そして19世紀の産業革命のきっかけとなった
蒸気機関の発明、
それにともない今日まで加速度的に
使用量が増えてきた化石燃料
第二次世界大戦時に発明された原子力

人類発展の歴史は、
見方を変えると
操るエネルギーの拡大の歴史、
そしてさらに表現を変えれば、
自然界からの資源の搾取の歴史でもあります。

本書の冒頭に
イースター島に関する興味深い一文が
紹介されています。

南太平洋に浮かぶ小さなこの島には、
4、5世紀あたりに移民が流れ着いたのがきっかけで、
モアイ像をつくる独自の文化を形成するほどに発展しましたが、
人口爆発と無計画な資源の搾取の結果、
ほぼ絶滅に近い状態にまでなった歴史があります。

このイースター島の歴史を
教訓として生かせるのか?

本書が投げかける問いは
重く私の心にのしかかってきました。

様々な文献にあたってみると
私たちに残された時間は
あまりありません。

モアイ像の見つめる未来は
どんな世界なのでしょう。