自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

ありふれたパン屋さんが特別なお店になる瞬間

立地条件、
お店の規模、
扱っている品数。

最初見たとき、果たしてこの店は
採算とれているのだろうか?
とちょっとだけ心配になりました。

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新居から徒歩15分、
北側に八ヶ岳を望む絶好のロケーションに
たたずむ小さなパン屋さん。

EL-BETHEL

妻が買ってきたリンゴのデニッシュが
あまりにもおいしかったので、
次の日にそれを求めて再び
家族で足を運んだのです。



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これが目当てのデニッシュ。
ほっぺが落ちるとはこのこと。

一口食べると、リンゴ独特の
しつこくないさわやかな甘みが
口いっぱいに広がります。

それにしても、なんでこんな場所でパン屋を?
と疑問に思った私は、接客を
してくれた奥さんに少し話を聞いてみました。

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なんでも、以前は水道関連の会社に
勤めていたご主人さんの昔からの夢が
素材にこだわったパン屋を営むことだったそう。

ご夫婦ともに、いずれは
自然豊かな場所で暮らしたいという
共通の願いもあり、
3年ほど、転居先を探して
やっと見つけたのが八ヶ岳南麓のこの場所。

眺めの良さに一目ぼれだったそうです。

店舗と住居を兼ねたこの建物は、
基礎工事以外すべてご主人さんのハンドメイド。

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スウェーデンからログハウスの材料を
取り寄せ、半年かかりで建てたとのこと。

そして念願かなってオープンしたのが
2007年の春。

地元の方の口コミで
徐々に売り上げも増えて
ここまでやってこれたとのこと。

どんな思いでやってきたか。
そんなことを聞いてるうちに
すっかりこのお店のファンになってしまいました。

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週に一度は、
自分で淹れたコーヒーを片手に
このパン屋さんのリンゴのデニッシュを
食べたい私でした。