自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

正解を探すよりも最適解に近づける努力を!TEDで紹介されたゲームから得た気づきを書いてみました

頭であれこれ考えるよりも
試しにやってみた方が、
得られる情報は、はるかに多い。

こんなことに改めて気づけた
面白いゲームを紹介します。

0804-06


職場のメンバーと
チームビルディングの研修の一環として
行ったこのゲーム。

TEDのこのプレゼンで紹介されています。

トム・ウージェック;塔を立て、チームを作る

準備するものは以下の通り。
・スパゲティ20本
・90㎝のひも
・90㎝のマスキングテープ
・マシュマロ1個

これらを使って
出来るだけ高い自立式の塔を作る。

持ち時間は18分です。

ただし、条件がひとつ。
マシュマロを一番上に乗せなければ
なりません。

動画をご覧いただくとわかりますが、
スピーカーのトム・ウージェット氏は
世界各国の、様々な社会的地位の人たちに対して、
このゲームを実施してきました。

そして、このゲームから、
こんなことが分かります。

未知の課題を前に、
どのように取り組むのが一番良いか?

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正解を探すことに時間をかけすぎない
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私たちのチームは、
動画で紹介されている残念なチームと
ほぼ同じ末路をたどってしまいました。

1、設計図を書く
2、設計図とおりに組み立てる
3、最後にマシュマロをのせる
4、マシュマロの重みに建造物が
耐えられないことに気づいて慌てふためく。

結果は惨憺たるものでした。

動画では、弁護士、CEO、
ビジネススクール生、エンジニア、
建築家などを対象にこの実験を
行ったと言っていますが、
最も優秀な成果を収めたのは
建築家、エンジニアだそうです。

そして、弁護士やビジネススクール
以上の成果を収めた、
「幼稚園の卒業生」に注目します。

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マシュマロから始めよ
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幼稚園のグループは、
そもそも作業の進め方が、
大人とは違いました。

彼らは、
マシュマロから始めるのです。

要するに、
とりあえず試作品を作り、
それに徐々に改良を加えて
より高い建物へと仕上げて行くのです。

プロトタイプを作って、
フィードバックをもらい、
更に改良を加える。

デザインなどの分野では
割と一般的なこの手法が、
結果的に幼稚園グループを
平均以上の成果へと押し上げました。

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銃撃の後に大砲を打て
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試作品から始めることのメリットは
たくさんあろうかと思いますが、
このゲームにおいてのポイントは、
ことの成否をわけるマシュマロの重さに
いち早く気づける、
ということだと思います。

言い換えると、
実際にやってみないとわからないことに
たくさん気づけると。

ビジョナリーカンパニー4でも
「銃撃のあとに大砲を打て」
という言葉がありました。




これだけ変化が激しい時代ですから、
計画に時間をかけている間に、
前提がどんどん変わっていきます。

そんなことに時間をかけるくらいなら、
たくさんの銃を打ってみて、
「よし!これはいける」
という手応えを感じたところに
大砲を打ち込みなさい。

ざっくり言うとこんな趣旨です。

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以上、
私がこのゲームから得た教訓です。

みなさんはどのように感じれたでしょうか?