自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

なぜ私はこのメルマガで本を買ってしまうのか?読者目線を貫く書評メルマガの秘訣を考えてみる

この記事は書くまで
私は自分の書籍購入の意思決定を、
ここまで左右されているとは
思いませんでした。

今日は、私が重宝している
書評メルマガについてのお話です。


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このブログの
メインコンテンツのひとつが
本の紹介記事です。

これまで35冊の本を
紹介してきましたが、
実はそのうち約半数の本は
あるメルマガが
購入のきっかけになっています。

書店や書評ブログ、
ブクログAmazonなど、
興味のある本の情報を
得る手段は数多くあるだけに、
このパーセンテージはすごいです。

それが、ビジネスブックマラソンという
日刊の書評メルマガです。

バックナンバーはこちら

2004年から今日まで10年にわたって
ビジネスや人生に役立つと思われる
本の書評を配信し続けてきた
日本を代表する書評メルマガです。

では、なぜ私はこのメルマガで
買ってしまうのか?

改めて考えてみました。

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1、読者目線に立ったタイトル 
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私がブログを書く時に
意識していることのひとつが、
「読みたくなるタイトルを」。

そのため、
記事の内容よりも大げさな
タイトルになることもあります。

その点このメルマガは、
読み手の目線に立ってます。

タイトルは、
「おすすめの一言」+「本のタイトル」
というシンプルな構成。

毎回読んでもらえるという
前提に立ってません。

読み手が本文を読むべきか
どうか判断できる親切なタイトルです。

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2、読み手の意表を突く最初の3行
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本文の前半は、
執筆者の視点にたった本の内容紹介。

後半が、本からの抜粋。

こんな構成です。

この本文の書き出しが秀逸です。

もう時効だから書きますが、
ゲーム会社に勤めていた頃、
とてもショッキングな出来事がありました。


とか

本日ご紹介する一冊は、
2重の意味で好きではないのですが、
有用と感じたので、ご紹介します。


こんな意外性のある書き出し。

思わず続きが気になってしまいます。

その後きちんと内容紹介へと
つながってくのもまたすごいです。

ちなみに、その後
読み手の関心をひく
キラーフレーズが2、3出てくるのも
見逃せないテクニックです。

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3、買うべきか判断できる材料が用意されている
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書評記事にありがちなのが、
本の内容をダラダラと紹介するもの。

例えば私もついついこんな記事
書いてしまってます。

こういう記事って最後まで読まれません。

その点、このメルマガは大変潔いです。

筆者の視点で内容を紹介する文章は短め。

その代わりに、
筆者が紹介本を読み進めるなかで、
思わず赤線を引いたフレーズを
10〜20、引用しています。

読み手からすると、この部分で
自分にとって価値のある本か否かの
最終判断ができるわけです。

いくら上手に内容を紹介したとて
原文には勝てません。

記事の作成時間の短縮
すなわち日刊メルマガを
継続する肝にもなっている
見事な戦略だと思います。

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まとめます。

・読者の立場に立ったタイトル。
・意外性のある書き出し。
・勧めるのではなく判断材料を提供する。



ここ半年で15回くらい私は
ネズミがえさにつられて
ネズミ捕りにつかまるように、
本を購入してしまいました。

でも、ハズレと感じた本は
ほとんどありませんでした。

ですから、私は
このメルマガをとても重宝してます。