自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

葉加瀬太郎の名演奏に私たちは気づけるか?

先日、はてなブックマーク
面白い記事を発見しました。
 
朝のラッシュアワーで
混み合う地下鉄の駅で、
超有名なバイオリニストが
目出し帽をかぶって、
演奏したら、果たして
何人の人が足を止めて
その演奏に気づくか。


という実験です。

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現代社会の「覚めた心」を指摘
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日本でいえば、
軽く変装した葉加瀬太郎が、
朝の新宿でバイオリンを弾いたら
何人の人が気づくか?

といったところでしょうか。


結果的に約一時間の演奏で、
10人ほどが足を止め、20ドルが集まった
ということです。

ピユーリッツァ賞にも輝いたこの実験、

「人の才能は普段と異なる環境に
置かれた時に気付いてもらえるのか」

「人は足を止めてシアワセを
見つけることができるのか」

という質問を世界中の人たちに
問いかけるキッカケとなり、
現代社会における「冷めた心」の問題を
提起するかたちとなった。

と、この記事は結んでいます。

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実家の空は東京よりも広かった
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先日、久しぶりに
千葉県の実家に行きました。

駅を降りてすぐ、
普段見ているよりも
空がずっと広いことに
気づきました。

原宿にある職場と、
家のある目黒を往復する生活が
当たり前になっていましたが、
空の広さに気づいて、
自分がいつの間にか、
「名演奏に気づかず足早に通りすぎて行く人」
になっていたのでは、
と思いました。

3分待てば乗れる山の手線。

24時間オープンの飲食店や
コンビニ、娯楽施設。

このような便利な生活によって
得られることと、
その一方で知らず知らずのうちに
失っていることもあるのでは?

演奏家の記事と、実家の空。

これらを通して、
改めてそのことを考えてみようと
思ったことでした。