自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

お金で買えない価値がある。大切な人に感謝の気持ちを伝えるだけで感じられるおだやかな幸福感

おれのお父さんは
いつも口うるさくて、
自分のことしか考えていない
どういしようもない
バカなやつだって、
前まではそう思ってた。

でも今は違う。

そんなお父さんで良かったって
おれは思う。

ふと思い出してみると、
仕事を一日も休まず
家族のために
毎日の真面目に働いて、
家にいるときは
おれの名前を読んでくれたり、
気さくだけど
いつも優しい笑顔で
話してくれる、
ほんとはやさしい
お父さんなんだって
気づいた。

世界でたった一人しかいない
大切なお父さん。

お父さんがいなかったら、
今のおれはなかった。

心から感謝してるよ。

照れ臭いけど、
今なら素直に言える。

いつもありがとう、
お父さん。


以上のメッセージは、
このイベントに寄せられた
もののひとつです。

6.16Father`s Day 世界の中心で「ありがとうをさけぶ」
Thank-you Letter vol.1

先週日曜日は、
父の日でしたね。

私が所属する
生長の家青年会中央部では、
父の日にちなんで
感謝の気持ちを表現する
イベントをFacebookで立ち上げました。

前述のメッセージ以外にも
普段は胸の内に秘めていた
父親への感謝のメッセージを
投稿してくださった方がたくさんいました。

読んでいるだけで
胸が熱くなってきます。


もう8年ほど前でしょうか。

母の誕生日会ということで、
東京帝国ホテルのディナーへ
妹と一緒に母を連れて行きました。

父が他界してからとというもの、
1人2役で私と妹を養ってくれた母。

その間、家族で出かけたことも
数えるくらいでした。

ディナーの席で、母は
「今まで生きてきた誕生日の中で
一番うれしい」
と目に涙を浮かべなから
喜んでくれました。

親を喜ばせることは
自分にとってもこんなにも
深い喜びになるのだ。

その時になって
やっと気づきました。

私たちは、
何かを手に入れなくても
自分の一番近くにいる人を
喜ばせることができたら、
幸せを感じることが
できるのですね。

大切な人に、感謝の思いを
何かの形にして伝える。


このような習慣が
少しずつでも社会に根付いて
いったら、私たちの住む世界は
きっともっとすみやすいものに
なるに違いありません。

そのようなことを願って、
今後もこんなイベントを
続けていこうと思います。