自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

経済学のイロハをサクッと学ぶのに最適な一冊!「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門」

未知の分野を学び始める時に
必要な最初のステップが2つある、
と私は常々考えています。

1つは最低限の知識を身につけること。

もう1つは、ざっくりと全体像をつかむこと。

そもそも、
その分野の共通言語となるべき
基本的な知識を身につけないと
何を言っているのか理解できません。

次に、共通言語を身につけたとしても
ディテールの理解を深めるばかりでは、
それらが有機的にどうつながっているかが
なかなかわかりません。

これでは本当の意味で
理解しているとは言えません。

このような状態に陥らないためには
割と早い段階で、おおまかな
全体像をつかんでしまうことが
非常に有効だと私は考えます。

その意味では、経済学を一から勉強したい人、
学生時代に勉強したが今一度復習したい人、
教養として経済学を勉強したい人などに
オススメなのがこの本です。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 [単行本(ソフトカバー)]

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編 [単行本(ソフトカバー)]

著者は、スタンフォード大学
ミネソタ大学で、「学生が選ぶ講義が上手な教師」
の一位を獲得したこともある経済学者。

経済学は高校生以来という私でも
比較的スラスラと読み進めることが
できました。


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経済学を考える時の3つの問い
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・社会は何を生み出すべきか
・どうやってそれを生み出すのか
・生み出されたものを誰が消費するのか

資本主義か社会主義かを問わず
低所得者かた高所得者まで
あらゆる人の生活が、
この3つの問いによって
動かされているのです。


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経済学を理解するための4つの考え方
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(1)ものごとにはトレードオフがある。

(2)自分の利益を追求することが、
         結果として知らない人たちの
         利益につながる。

(3)本当の意味でのコストとは、
         いくらお金がかかったかではなく、
         そのために何を諦めたか。

(4)価格は生産者ではなく市場が決める。


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ミクロ編を読了し、
現在マクロ編を読んでいますが、
経済学の共通言語の理解と
経済学のおおまかな全体像をつかむのに
ちょうど良いと感じています。

自民党政権となって半年。
安倍内閣が打ち出したアベノミクス
メリットとデメリットが
見え隠れするニュースが
紙面を賑わせています。

このような時だからこそ、
今一度経済学のイロハを
学び直してみるのも
いいかもしれません。