自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

意志の力に頼らずに自分を変える驚くべき「習慣の力」

本日、「習慣の力」
という本を読了しました。

習慣の力 The Power of Habit
習慣の力 The Power of Habit [単行本(ソフトカバー)]


ビジネスブックマラソンという
書評メルマガで1ヶ月ほど前に
紹介されていた本です。

ブログを毎日更新することなど、
最近新たに習慣化できたものが
ある一方で、年初にかかかげたもの
いまいち実行に移せないままのものも
あったことから、
とても興味深く読ませていただきました。

印象に残った一文を引用しつつ、
本書の内容を紹介したいと思います。

まず、本書では習慣とは
「ある時点で意図的につくり、
  やがて考えなくても毎日
  何度も行うようになるもの」

と定義しており、
メカニズムを理解すれば
自分の望む行動を
習慣化できると主張しています。


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私たちの行動の40%は習慣による
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私たちが毎日行っている選択は、
よく考えた末の意思決定だと
思えるかもしれないが、
実はそうではない。
それらは習慣なのだ。
毎日の人の行動の、実に40%以上が
「その場の決定」ではなく習慣だという。



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物事が習慣化するメカニズム
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新しい習慣が生まれる過程はこうだ。
きっかけとルーチンと報酬が結びつき、
その後、欲求が生まれてループを作動させる。



毎朝走りたければ、
シンプルなきっかけと
明確な報酬を選ぶ必要がある。
しかしその後の無数の研究によって
きっかけと報酬そのものには
新しい習慣を長続きさせる力はない
ということがわかった。
脳が報酬を期待するようになって
初めて毎朝ジョギングシューズの紐を
無意識のうちに結ぶようになるのだ。



私は最近、毎朝靴磨きをするようになりましたが、
「ピカピカの靴を履いて家を出る心地よさ(報酬)」
が確かにくせになっています。


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習慣を変える方法
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習慣を変えるには、
前と同じきっかけで、
前と同じ報酬を使いつつ、
新しいルーチンを組み込むべきなのだ。
きっかけと報酬がそのままなら、
ほぼどんな行動も変えることができる。

どんな人間でもこの鉄則を理解すれば、
自分の習慣を変えるのに役立つ。



などなど。

個人、団体、社会という
3つの切り口で悪習慣を断ち切り、
良い習慣を浸透させる方法などが
豊富な事例を通して書かれている
良書。

読んで損することはないと
思います。