自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

「深く伝える技術」〜結婚式でスピーチをするときにもきっと役立つ本

本日5月3日は大変おめでたいことに、
職場の同僚の結婚式です。

しかもなんと!
私その披露宴で、友人代表として
スピーチをすることになっております。

もうドキドキです;^_^A

普段人に何かを伝える時に
意識していることは
「わかりやすさ」ですが、
今日はそんなものは無用です。

自分の言葉で、
新郎新婦を心からの祝福のメッセージを
精一杯伝えようと思っています。 

さて、その「伝える」ことについて、
司法試験塾のカリスマ講師が、
斬新な切り口から、
解説している本を読みました。

その切り口とは深さです。 

深く伝える技術
深く伝える技術 [単行本(ソフトカバー)]

結論を先に言ってしまうと
著者が最も強調していた
深く伝えるためのポイントは、
・他者への愛情
・繰り返し伝えること
・自身の人間性を磨くこと
の3点でした。


以下、私が気になった点を
簡単にまとめてみました。

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著者が考える「深さ」とは?
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たんに分かりやすかったり、
ただ楽しかったりする伝え方だと、
相手の心に何も残らない可能性がある。

もちろん、分かりやすいとか楽しい
といったことも大事なのだが、
それ以上に「相手に残る」ことが
重要だと思っている。
常に「伝えたあと」のことを
意識するのだ。

 
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そもそも伝えるとはどういうことか?
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「伝える」とは自分の頭の中にある
多次元の情報を、一次元の直線に変換して
相手に渡すことと私は思っている。
相手もその一次元の情報を、
多次元の情報に変換して受け取っている。
私たちはお互いに変換しあったもので
意思疎通をはかっていると言える。

相手の変換を助けるためのポイント
・時間軸を整える。
・抽象的、多義的な言葉をできるだけ使わない。
・ 話の流れに一貫性を持たせる。
・なるべく具体的に話すこと
・対になる言葉をキーワードとして使う。


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深く伝えるために
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1、自分と他人は違うと認める

伝えるためには、まずは、
相手と自分は違うと認めることから出発する。
違いを認めるとは、相手を尊重することである。
相手を尊重し、相手を理解しようとすることから
「伝える第一歩」が始まる。


2、一時間のために十時間の準備をする

「1」を伝えるためには「10」勉強しないと
本質を理解できるようにはならない。
ひとつのことを人に伝えられるほどに
理解するためには、その10倍の知識を
学ばなければならないと思っている。


3、伝える内容によって異なる注意すべき点
 
・事実を伝えるときは正確に。
・意見を述べるときは論理性に気をつける。
・気持ちを伝える時は素直に。


4、相手の幸せを真剣に願う

主役は相手であり自分ではないのだから、
自分の利益を優先してはならないということだ。
まずは自分の都合を捨て、
純粋に相手のことを思い、
相手の幸せを真剣に願って、
それがどれだけ相手にとっていいことなのかを
必死になって考える。
その考えを伝えるから、
結果として、人が動くのである。

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ざっとこんな内容でした。
講師としての豊富な実体験を
交えながら書かれているので
大変読みやすい一冊でした。

さて私は今日のスピーチで
この本から得た学びを
生かせるでしょうか。

あー、ドキドキする;^_^A