自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

新たな世界に飛び込んだ先にあるワクワク感!

{もっと早くこの本と出合いたかった!」

本を読んでいると、
読後にこのような思いに
駆られるときがしばしばあります。

私の場合、
たとえばこんな本です。

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学 [単行本(ソフトカバー)]

書店のビジネス書コーナーでは
「グローバルな人材」というキーワード
の本をよく見かけるようになりました。

本書は、日本を飛び出し
グローバルな舞台に立つとは
どんなことかを、著者の実体験を
通して教えてくれる一冊です。

タイトルにある
ハーバードケネディスクールとは、
ハーバード大学大学院の一つで、

「パブリック界のリーダー養成を
   通した社会変革」

を目的に設立されました。

学生の半分近くが世界各国からの
留学生であることに加え、
そのバックグラウンドも、
公務員やビジネスマン、
研究者や医師など、
非常にバラエティに富んでいます。

本書は、財務省に勤務する著者が、
同スクールへ留学した経験を
余すところなく書き綴った一冊です。

「より良い社会の実現のために
“答えのない問題”と向き合う場」

同スクールをこう表現する著者が、
様々なケーススタディ
リーダシップに関する講義の様子や
インターンで世界各国で活動した経験を
克明につづっており、
まるで自分も留学したかのような
錯覚に陥ってしまいます。

地球規模の問題が
深刻化する現代において、
世界に眼を向けるとはどういうことかを
強く訴えかけてくれました。

同時に私が本書を読んで強く感じたのは、
キャリアやスキルのアップ以上に、
新たな世界に飛び出した先にある
「わくわく感」でした。

海外雄飛の思いを持つ10代、
20代の若い世代の人に
強くお勧めする一冊です。

なお、著者は同スクールを卒業して
現在は、世界銀行の職員として
バングラディッシュで働いており、
現地で感じたことをブログで
発信しています。

※バングラディッシュ物語

根の深い現地の様々な問題の
解決に挑む著者の生々しいレポート
が読めますので、
このブログもおすすめです。