自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

新たな生活スタイルの提唱?都会と自然の"間"を生きる!

前回の記事で、
ノマド・トーキョーという
生活実験を行った
米田智彦さんのご著書
『僕らの時代のライフデザイン』
を紹介しました。

実はこの本でもう一つ、
私の心に残った"著者の気づき"が
ありました。

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著者は、
ノマドトーキョー終盤の2011年の秋に、
東京都青梅市の豊かな自然に囲まれた
古民家にしばらく滞在し、
「治癒」されるような感覚になったと
言います。

冷たい水に触れたり
岩肌に横たわったり
木々に囲まれた
小径を歩いたりしていると、
次第に都会生活で体内に
摂取したジャンクな食料、
脳内にインプットした
ジャンクな情報が解毒されるような感覚を
味わったことを覚えています。

そして、著者自身を含め
都会で生活をする多くの人々が
このように自然に癒しを求める風潮が
起こっている要因として、
身体感覚の損失と外部情報の過多という
現代的な都市生活の欠点を
指摘しています。

さらに著者は、
だからと言って
都会を捨てて田舎へというのではなく、
両者のバランスが重要であるとして
次のように述べています。

自分の肌で感じられる一次情報と、
コミュニケーションとつながり。
これもまたバランス、脱二択
であり、「ネット」と「リアル」、
「接続」と「非接続」のあいだを
僕らを進むべきだと言えるでしょう。

私が勤める生長の家国際本部が
2013年10月に、東京の原宿から
山梨県北杜市に移転しますが、
その根本的な理由のひとつと、
ここにある著者の気づきとが、
同じであると思ったわけです。