自然と人間の共生した社会実現に寄与すべく、八ヶ岳南麓であれこれ考え実験した記録をつづります

友達の友達のそのまた友達まで‥自分の言動は意外と多くの人に影響を与えているかもしれない話

一人の人間は、どれだけの人に
影響を及ぼすことができるのだろう。

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仕事柄、こんな疑問を抱くことがあります。

このブログのコンセプトのひとつである、
自然と人間の調和という点で、
どうやったら社会を変革していけるのか
日々思案しているからです。

このことと関連して、
かつて読んだ本に非常に興味深いことが
書かれていたので紹介します。
この本の主旨は、
「社会的成功が幸せをもたらすのではなく、
    幸せと思うこと、すなわち幸福感が、
    結果として社会的成功をもたらす。」

これだけを読むと、
本当かよ?と思われる方もいると思います。

が、この結論は、著者が心理学者として、
ハーバード大学の何万人の学生や
数百社におよぶ企業の社員への
カウンセリングなどを通して得たもので
それらの豊富な事例が出てくるので
説得力があります。

本書には
幸福感を高めるための方法が7つ紹介
されていますが、そのあとに
「幸せの波及効果」というタイトルの
最終章があります。

そこには、実験によって、
「人の行動は他人に感染する」
ことが証明されたとあり、
続いてこのように書かれてありました。

「私たちの行動や態度が、
同僚や家族など、
直接かかわりのある人に
影響するだけでなく、
三次の関係(友達の友達のさらに友達)
の圏内にまで広がって行く。
(中略)
だから私は、じぶんの言動が
息子に影響するだけでなく、
息子の親友の母親にまで
影響を及ぼす可能性があることを
知っている。」

もしこれが事実だとすると
毎日接する人が10人いると仮定した場合、
約1000人に影響を与える可能性があります。

家族や友人など自分が日々接する10人✖
家族や友人が日々接する10人✖
さらにその人たちが接する10人

意識をするしないにかかわらず、
自分の言動がこれだけ多くのひとびとに
影響を与えているとしたら、
結構すごいことですよね。


そして、自分自身に対して
ポジティブな変化を起こすことで
その影響を1000人ものひとたちに
与えられるとしたら‥。

世の中をより素晴らしいものに
していくために、
私たち一人一人ができることは
思っている以上に沢山ありそうですね。